ピアノはどれだけ練習したかで上達が違いますよね。
だから子供にも練習してもらいたい!
もちろん月謝だって安くないし…
私は幼少期の頃からピアノのレッスンに通ってました。
でもやっぱり家での練習は好きじゃなかった。
新しい曲を始めたばかりの特にそう。
全然弾けませんからね。
今までの体験から、どうすれば子供が練習しやすい環境になるか考えてみました。
ピアノの練習を習慣付ける
ピアノの練習って楽しい事ばかりじゃないですよね。
年齢が上がってくれば特に曲だけの練習という訳にはいきません。
毎日の指の運動。
グレード試験を受けるとなれば、曲の他にも初見や聴音の練習。
でもやっぱり曲が仕上がったには自分の弾けるレパートリーが増えて嬉しい♪
いかにその時のモチベーションを長く保つか。
無理です。
特に小さいお子さんはその気持ちひとつで毎日練習なんて絶対無理。
年齢別に練習しようかなと思える環境を探しましょう。
未就学児〜小学生
よっぽどピアノが好きで好きで!という子ならともかく、なかなか自分から練習しよう!なんて思える年齢じゃないですね。
それをいかに気持ちよく練習させるか。
自分が練習してた時はどうだったのか。
発表会の衣装を選ばせる
きっとレッスンに通っている方は年に1度は発表会があると思います。
その時に着るドレスを本人に決めてもらいましょう。
(本当は親が決めたいけど・・・)
今年はどのドレスを着て発表会に出るか。
これは女の子限定になってしまうかもしれませんが、小さな女の子にとってドレスは特別です。
頑張って練習すれば、「このドレスを着て発表会に出られる!」
という気持ちをちょこーっと利用してモチベーションを上げます。
そのドレスを発表会当日だけなんてもったいない!
練習のモチベーションを上げる道具にも使えます。
今日はドレス着て練習してみる?
なんて聞いたら、きっとお子様は喜んで弾くと思います。
発表会の衣装を着て練習は、男の子でもモチベーション上げに使えそうですね。
ご褒美制にする
練習をしなきゃあげない!!
なんて言葉は逆効果です。
でも練習して欲しくてつい言っちゃうんですよね。
どうせ後であげるものなら、頑張ったらコレ一緒に食べよー!とご褒美があったら、きっと練習も頑張っちゃいますね♪
ただやりすぎには注意です。
ご褒美がないと練習しないようになったら、それこそ本末転倒!
他の練習させる方法と組み合わせて、たまに使う程度にしておきましょうね。
一緒に練習してみる
これは親が弾けない人ほど効果的だと思います。
一緒に練習してみて、子供の方が上手だったら。
すごい!教えてよー!!
なんて言われたら子供はきっと
いいよ!
って言っちゃうでしょうね。
教える為には自分も出来なきゃいけませんから。
きっと練習してくれるでしょう。
また別の日に、見えるところで子供の曲を親が練習してたりしたら、きっと子供も自分のやる!!と言い出すのではないでしょうか。
いつまでも自分が教えてあげていたいと思うはず…(実際思ってた)
動画に撮って一緒に見てみる
撮った動画を見ながら、すごいねー!と褒めまくります。
失敗した所は突っ込まずに…
また後日動画を撮って一緒に見てみましょう。
きっと以前は出来なかった所が1つぐらいは弾けるようになっていると思います。
今度は練習のお陰でここが弾けるようになったね!!とまた褒めまくります。
子供は気分が良くなって、出来てないところを練習してくれるのではないでしょうか。
基本褒める
やっぱり子供は褒められたいもの!
怒って練習を毎日させるよりは、楽しく練習する事が大事だと思います。
色々なモチベーションを上げる方法を組み合わせながら、ピアノの練習を習慣付けられたらもう何も言わなくても練習するようになってくれると思いますよ♪
練習に付き添う
子供の頃は1人でする事をつまらないと思っていました。
特に周りで兄弟が遊んでて、そこにママが一緒にいたら。
練習せずにそっちに行きたくなっちゃいますよね。
でももし練習している時はママを独り占めできたら?
気分よく練習してくれると思います。
実際兄弟がいる場合は完全に独り占めは難しいかもしれませんが、少しでも子供をそんな気分にできたら嬉しいと思います。
横で先生はこんな事言ってなかったっけ?みたいにお話しながら出来たら子供は楽しんで練習するんじゃないでしょうか。
中学生〜
これぐらい大きくなると、将来ピアノの職業に就きたいのか、ただ趣味としてある程度弾きたいのかも決まってくると思います。
私は将来ピアノの職業に就きたくてレッスンに通ってました。
結局違う道に進んでしまいましたが…
でもその時に一生懸命やっていたお陰で、今でもある程度の曲は弾けます。(弾きこなせてませんが…)
大曲と言われるような曲も何曲かやれました。
後でピアノを辞めることになったとしても、この時期に一生懸命やった事はきっと無駄にはならないと思います。
なので、どうすれば気持ちよく練習できるか。
これは自身の体験談ですが、少しでもどなたかの参考になれば幸いです。
1人で弾きたい
なかなか難しいと思いますが、この歳の子供は親には意見されたくないんです。
そして自分1人でのびのびと練習したい。
でも中学生ぐらいになると帰って来るのも夕飯に近い。
その後練習しようと思ってもリビングに誰もいなくなる事はないし、あまり遅いと音が大きいので練習出来なくなる。
そんなないものねだりの欲求だったのかもしれませんが、ピアノは1人で弾きたかったです。
いつも間違えてしまう箇所を聞かれるのも嫌。
意見されるのも嫌。
でも練習しないで先生に怒られるのも嫌。
どうしたらいいんでしょうね(笑)
多少1人の時間を作ってあげられそうだったら、少しでも作ってあげて下さい。
お風呂に長々と入ってみたり、イヤホンで音楽聴きながら家事してみたり。
一度お子様に1人の方が練習しやすいか聞いてみて下さいね。
そんな事考えてない子もいるでしょうから。
考えてない子供の前で、ピアノの練習中にイヤホン聞いて音楽聴いてたら嫌がらせのようになってしまいますもんね。
レッスンを録音する
私はこれが一番効果的でした。
当時はスマホなんてないので、カセットテープにそのまま音を録音するタイプでしたが…
録音させてもらえるかどうかは先生によると思いますが、私が通っていたヤマハでは快く録音させてくれました。
むしろ一生懸命になってもらえて嬉しい!
という感じで喜んでました。
練習は親の言う事は聞きたくないけど、先生の言う事はすんなり入ってきます。
同じ事を言われても、なぜか先生だと納得しちゃうんですよね。
そういうものなのかな?
ピアノの練習では親は口出しせず、レッスンの録音を聞きながらひたすら練習する。
そうする事によってその時に教えてもらったことも思い出せるし、自分が間違えている箇所も分かります。
いまは簡単にスマホで録音出来ますし、練習道具のひとつとして使ってみてはいかがでしょうか?
ピアノが嫌い?
練習が嫌いなのと、本当にピアノが嫌いなのは全然違います。
練習は嫌いだけどやっぱり弾けるようになるのは楽しい!と思う人もたくさんいます。
でも楽しいと思えないお子様もいると思います。
本当にピアノが嫌いで練習しないのか、いつも練習!!と言われることが嫌で練習しないのか。
一度習い始めると、なかなか辞める決心をするのも大変です。
でも辞める事はいつでも出来ますから。
本人によく聞いて、親のエゴにならないよう私も気を付けたいと思います。
まとめ
自身のピアノについての感情を思い出しながら書いてみました。
私は負けず嫌いなので、ある程度大きくなったら発表会でトリで弾きたいと思うようになりました。
私が行っていた発表会では曲の難しい順で順番が決まっていたので、他の人に負けないような曲が弾きたいと思うようになり練習もしていたと思います。
何がキッカケで練習に励むようになるかは人それぞれだと思いますが、1つでも参考になれば嬉しいです♪
ピアノの練習は好きな曲を弾く!というのも有効でした。
その時の好きなアーティストの曲や流行の曲などなど。
そんな曲を少し弾くと、また気分も変わって練習も長く出来ました。
ただ当時は楽譜は1曲では買えなかったので、仕方なく色々入っている曲を買っていましたが・・・
今は1曲から買えて、しかも家でプリント出来る素晴らしい楽譜があります。
お子様が欲しがっていたらぜひ購入してあげて下さい♪