ピアノの知識

独学でピアノを弾く!楽譜に出てくる音楽記号を解説します

ピアノの楽譜には様々な音楽記号が出てきます。

楽譜をよむために絶対に知っておきたい基本的な知識はこちらでまとめました。

ピアノ初心者のための楽譜の読み方!本当に必要な基礎知識だけまとめましたピアノ初心者が楽譜を読むために本当に必要な知識だけまとめました。楽譜を読み始めるには記号の理由ではなく意味が知りたい。そんな方の為に余計な意味は省いて意味だけをまとめました。...

 

音楽記号は本当に様々なものがあり、全て覚えようと思ったら楽譜をよむのが嫌になってしまうと思います。

今回は楽譜によく出てくる音楽記号をまとめていきたいと思います。

アーティキュレーション

アーティキュレーションなんて言葉は覚えなくて大丈夫です。
楽譜をよむ時にはそんな言葉は使いません。
ただ分類として分けるために書いておきました。

スラー

曲にもよりますが、ほとんどの楽譜で出てくる記号ではないでしょうか。

違う音が線でつながっているものがスラーです。


なめらかに弾きましょう。

 

こんな場合は①からなめらかに弾き、で一度切った後、また②の部分をなめらかに弾きます。

スラーが途切れるまではずっとなめらかに弾きます。

似たような記号でタイがありますが、タイは同じ音がつながっている場合の記号です。
タイの説明は基本的な知識でまとめました。

>>タイの説明はこちら

スタッカート

こちらもよく見る記号ですね。

音符の上や下に点が付いています。


軽やかに音を切って弾きます。

mii
mii
弾むような感じだね!

テヌート

その音符の音の長さを十分に保って弾きます。

 

 

例えば普通の4部音符が並んでいた場合。
何も記号が付いていなければ、1音ずつ区切って4回弾くと思います。

 

でもテヌートが付いていたら。

音の区切りをギリギリまで短くします。
こんな感じです。
音符以上の長さを弾くわけではありません。
あくまでもその音符の音の長さを十分に保ってくださいね!

強弱記号

強弱記号には一定の強さを表すものと、部分的に出てくるものに分かれます。

一定の強さを表す記号

記号読み方意味
ピアニッシモ非常に弱く
ピアノ弱く
メゾピアノやや弱く
メゾフォルテやや強く
フォルテ強く
フォルティッシモ非常に強く

他にもpppやfffなど3つ、4つと並んでいるものもありますが、楽譜ではピアニッシモ・フォルティッシモぐらいまでがよく出てきます。

部分的に出てくる記号

【クレッシェンド】
だんだん強く弾く。

 

cresc.と英語で表記されている場合もあります。

 



【デクレッシェンド】


だんだん弱く弾く。

decrees.と表記されている場合もあります。(滅多にない)

 

他にディミヌエンドという音楽記号もあります。
デクレッシェンドと同じようにだんだん弱くという意味になります。

ディミヌエンドはdim.と表記され、だんだん弱くの場合はかdim.のどちらかで書かれている場合が多いです。

装飾に使われる記号

装飾音符

このように小さく音符が付いている場合です。
文字通り、装飾しているだけなので短く音を付けて弾きます。


この音符は拍数には入らない音符になります。

なので拍数が狂わないように、なるべく短く弾きましょう。

トリル

楽譜では1個の音ですが、この記号が付いていたら2つの音を連続で弾きます。

このようにドの音にトリルが付いている場合。
こんな場合はドとレを交互に弾きます。

交互に弾く速さはしっかりと決まっているわけではないですが、なるべく早く弾く場合が多いです。

 

音符で書いたらこんな感じですね。

アルペジオ

和音の音符になっていますが、弾くときは下から順に弾いていきます。

上記の場合は下から順にドミソと弾いていきます。

 

順番に弾きますが、これは和音なので最初に弾いた音は離してはいけません。


弾く速さとしては特に決まりはありませんが、装飾音符よりは少し遅いぐらいです。

オクターブ記号

オクターブとは、同じ音の上の音階や下の音階をさします。

例えばドの音の場合。
※を基準とすると、①は1オクターブ下、②は1オクターブ上となります。

1オクターブ上げる記号

楽譜上でこんな記号が出てくるときがあります。

この記号が出てきたら1オクターブ上で弾きましょう。

 

この楽譜は


これと同じですが見づらいですよね。

 

なので楽譜では見やすくする為にオクターブ記号を使って簡単に読めるようになっています。

1オクターブ下げる記号

こちらもこの記号が出てきたら1オクターブ下げて弾きましょう。

 

これと同じ意味ですが、やはり見づらい…

 

mii
mii
もっと上や下に線が増えたらすぐに読めないよ…

独学でピアノを弾く

大人になってから趣味でピアノを弾こうと思うと、まずは楽譜の読み方につまづくのではないでしょうか。

でも楽譜の読み方は一度覚えてしまえば、どんな曲だって読めます。

>>楽譜を読むための基礎知識はこちら

 

覚えることも多く大変かもしれませんが、ピアノが弾けると楽しいですよ♪

もしピアノを始めようか迷われているようでしたら、まずは楽譜を見て読んでみてください。
楽譜が読めたらきっと弾きたくなりますよ!

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まとめ

ここに載っていない音楽記号もまだまだあります。
一応楽譜によく出てくる記号は載せたつもりです。

この説明の意味が分からない、こんな音楽記号が出てきたんだけどどういう意味なの?など何でも構いませんので、何か質問がありましたら気軽にメッセージお待ちしています♪